スケート靴のブレードで怪我をしたときの応急処置方法【選手・コーチ必須知識】

スケート

スポーツに怪我は付き物なので、競技をする上で多少の怪我が起こってしまうのは仕方がないことです。

しかし、スケート靴のブレードで怪我をしてしまった場合は大出血を伴う可能性があるので、しっかり処置をしなければ命に関わる可能性も。

いざという時のために迅速な処置ができるよう、ここではポイントを絞って処置方法を紹介していきます!

スケート靴のブレードで怪我をしたら時の止血方法は?

スケート靴のブレードで怪我をした場合、真っ先に対処するのは止血。

出血量が多ければ生命に危険を及ぼす可能性もあるので、ただちに処置をおこないましょう。

止血で1番大切なのは「圧迫をすること」、状況別に圧迫を用いた処置方法を紹介していきます。

じわじわとした出血は直接圧迫止血法

赤黒い色の血がじわじわと出血するのは、静脈からの出血が考えられます。この場合はしっかりと処置をすれば止血できるので、焦らず対応しましょう。

①処置者は手にビニールを被せる

処置者は感染病を引き起こす恐れがあるため、素手で傷病者の血を触ってはいけません。

ゴム手袋やビニール手袋が理想的ですが、スーパーの袋でも問題ないです。

②タオルで傷口を強く圧迫する

ビニールを被せた手を使い傷口に直接タオルを付け、強く圧迫して止血します。

タオルは傷口より大きいスポーツタオルなどを使い、しっかりと覆うのがポイント。

血液がタオルから染み出すのは圧迫が足りていない証拠なので、傷口の場所を再確認した上体重をかけて圧迫しましょう。

③傷口を心臓より上にする

圧迫が上手くいき出血がる程度落ち着いたら、傷口を心臓より高い状態にして安静にします。

腕の怪我の場合は頭の上に持ち上げ、胴体や脚の場合は寝ころび、傷病者の下に物を入れて高さを調節するといいでしょう。

破傷風になる恐れがあるので、医療機関はかかるようにしてください。

勢いがある出血は間接圧迫止血法を併用

鮮血が勢いよく出血する場合は、動脈からの出血を考えてください。大量出血する可能性があるので、救急車を呼ぶことも念頭に置いて処置をしましょう!

処置方法としては、間接圧迫止血法を併用しながら直接圧迫止血法をおこないます。

①間接圧迫止血法をおこなう

直接圧迫止血法で使う道具を揃えている間も、血は流れ続けています。少しでも止血を早くおこなうため、以下の通りに間接圧迫止血法をおこなってください。

http://www.forall.jp/chiiki/bousai/pdf/bosai02.pdf

②直接圧迫止血法をおこなう

直接圧迫止血法をおこなう準備ができたら、すぐに間接圧迫止血法から切り替えます。直接傷口を圧迫して、確実に止血をしましょう。

大量出血により起こるショック症状とは?

人間は全血液量の20%程を失った場合、ショック症状が起こるといわれています。以下のような症状が少しでも見えたら、すぐに救急車を呼んでください。

・目がうつろになる
・唇が白色か紫色になる
・顔が青白くなる
・身体が震える
・呼吸が浅く早くなる

そして救急車を呼んだら一時的な処置として、以下をおこないましょう。

  1. 傷病者を水平に寝かせる
  2. 両足を15㎝~30㎝程高く上げる
  3. 身体を締め付けているウェアなどを脱がせる
  4. ジャンパーなどを被せて保温する

スケートリンクは寒くて出血しない時も!処置はいらない?

スケートリンクは寒くて血の巡りが悪くなるため、ブレードで傷を負っても出血しない時があります。

出血しなければ処置はしなくていいと思いがちですが、身体が温まると後から大量出血が起こったり、菌が入り破傷風を起こしたりする可能性もあるでしょう。

そのため、

・傷口が避けて皮下脂肪が見えている
・腱が見えている

などの状態の時は、直接圧迫止血法をおこないながら医療機関にかかる必要があります。

怪我の処置方法を知ってスケートをさらに楽しく安全に!

スケート靴のブレードは大変鋭利で長いため、起こる怪我は重症化し大量出血も伴いやすいです。

しかし、しっかり処置方法を覚えておけば怪我も出来るだけ軽度に抑えられるので、安心してスケートを楽しめます。

身の回りのもので簡単にできる処置方法ばかりなので、いざという時のために覚えておくといいでしょう!

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