日本でショートトラックがつまらないと言われる理由

スケート

冬季オリンピックでワーストを争うほどの知名度、ショートトラック。

ネットでは地味とかつまらないとか散々な評判であることも事実です・・・。

そこで、現役のショートトラックプレイヤーが、涙ながらに日本でショートトラックがつまらないと言われる理由を分析して解説してみました。

日本人がつまらないと感じる理由

ショートトラックに対する否定的な意見は以下のようであると思います。

・順位の入れ替わりが少ない
・地味
・ぱっと見で見どころがわからない

ショートトラックプレイヤーとしては悲しい意見ですが、確かにと感じてしまう部分もあります。

理由としては以下のようなことが挙げられます。

・500mにおいてスタート時のインコースが有利すぎる
・トップスピードで相手を追い抜くことが困難のため順位が変わりづらい
・長距離戦は序盤に体力を温存する必要があるので地味に思われがち
・日本人選手の実力が世界に劣るため国内での盛り上がりが少ない

ではそれぞれの理由について解説します。

500mにおいてスタート時のインコースが有利すぎる

これは選手共々同じことを感じています。

スタート時のスピードが他者を圧倒しないとアウトコースから先頭に出ることは100%不可能と言ってもいいです。

長距離となると最初は後ろについて温存するという作戦も必要なため、わざと後ろに回ることはありますが、それが短距離ともなると話は別です。

短距離である500mは、決勝となると選手はみな同じぐらいのスピード感なため、当然ながらインコースで先に前に出た方が有利になります。

しかしながら、陸上競技のように斜めにスタートをしようとすると、コーナに差し掛かる際に選手が全員同じ位置にいることになるため、接触を起こし非常に危険な状態となります。

なので確かに有利で理不尽なのですが、スタートに関しては諦めるしかないというのが現状です・・・。

あとで抜かせばいいじゃんと思われるかもですが、それは次の理由につながります。

トップスピードで相手を追い抜くことが困難なため順位が変わりづらい

他者を圧倒できるほどのスピードがあればいいのですが、トップクラスともなると実力の差は微々たるものです。

同じスピードで抜かすということが不可能なため、戦略的な技術を要することになります。

そのため順位の入れ替わりの回数は少ないものとなり、駆け引きが少ないと思われる要因となっているのだと思います。

確かに500mで転倒や接触がなければ、順位が変わることはないので見どころはだいぶ少ないですね・・・。

長距離であれば、終盤は体力がかなりキツくなってくるので、前にいてもスピードが落ちてきて抜かされてしまうことはたくさんあります。

しかし長距離は、その体力を必要とするがために、若干地味なレースと思われてしまうのも事実です。

長距離戦は序盤に体力を温存する必要があるので地味に思われがち

1500mや3000mと長距離になると終盤で相手を追い抜かすための体力が必要になるため、序盤は体力を温存するために後ろでタイミングを見計らうのが主流です。

序盤はみな余裕そうに滑っていたり、前の1人だけ抜かすなど小さな動きが多くなったりします。

そのため、選手の戦略が観戦している身からするとちょっと分かりづらいものとなります。

これはショートトラックがいかにきついスポーツか、戦略がどれだけ大事であるかというのを知っていなければ選手の考え方を把握することは難しいでしょう。

日本人選手の実力が世界に劣るため国内での盛り上がりが少ない

オリンピックのショートトラックでは、1998年以降日本人はメダルを獲得したことがありません。

女子に関しては、そもそもオリンピックで一度もメダルを獲得していません。

ワールドカップや世界選手権ではたびたびメダルを獲得していのですが、やはり国民が最も注目するオリンピックという舞台で入賞しないと、世間的に認められることは難しいです。

スピードスケートの長嶋選手が専属コーチになったことでそのレベルは少しずつではありますが着実に上がってきているので、時間の問題かもしれませんね。

ショートトラックを楽しむためには?

ショートトラックがつまらないと感じてしまうなら、1500mを注目して観戦してみるといいと思います。

1500mはレースのタイムが2分30秒ほどで長すぎず短すぎないので見やすく、体力の使い方が肝となってくるので駆け引きを特に楽しむことができるレースです。

楽しむための見方としては、できるだけ1人に注目して観戦すると、その選手の状況や戦略が把握しやすくなるので非常におすすめです。

また、最終的に一位になった選手に注目してもう一度レースを見直してみる、なんてこともとても楽しいのでぜひ実践してみて欲しいところです。

ショートトラック楽しいから活性化させたい

これは筆者の個人的な希望ですが、注目度が低いだけで知ってもらえればほんとに楽しいスポーツなんです。

見るのはもちろんですが、実際にやってみるとさらに楽しさを実感できます。

何よりスピード感が圧倒的ですし、氷に手をついて滑る感覚はそれはそれはもう爽快ですよ。

もしショートトラックに興味があるのなら、これをきっかけに観戦やスケートを始めて見てください。

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